アパート、マンション、戸建てに住んでいて、隣人が挨拶しないことで悩んでいる方も多いでしょう。また、引っ越しの挨拶に行ったら怒られたという人もいるはず。
「なぜ挨拶くらいできないの?」「挨拶に行ったのになぜ怒るの?」と腹立たしく感じてしまいますね。
そこで今回は、隣人が挨拶しない理由と挨拶に行ったら怒られた理由、それらの対処法について実体験から詳しくご紹介します。個人的には挨拶したり、しなかったりなので、隣人や近隣との関係についてお悩みの方はぜひご参考ください。
ご近所さん…挨拶をしない人が増えてきた?
隣人が挨拶をしない、引っ越しの挨拶で怒るなんて信じられない!そんなふうに感じる人も多いでしょう。しかし、私もマイホーム(戸建て)を購入して住んで数年が経過しましたが、すべての隣人と挨拶できるほどの良い関係を保つのは難しいのではないかと感じています。
それは私自身が至らない部分もあれば、相手がおかしい部分もあるから。人によっては挨拶に無頓着な人も多いので、一概に「挨拶をしない隣人は非常識」とカウントするのは人間関係の閉鎖につながるようにも思います。
隣人が挨拶をしない理由6選
まずは、実体験から隣人が挨拶をしない理由について詳しく解説していきます。挨拶をしない隣人にはどのような理由があるのでしょうか。
①顔を覚えていない
隣人が挨拶をしない理由は、「顔を覚えていないから」です。これは私の実体験なのですが、意外と隣の方って遭遇しないものなので、どうもお顔と隣人だという事実が記憶に定着しないのです。
とくに、子供の年齢がまったく違うとか、平日は仕事に出ていて週末しかいないなどであれば接する機会もないため、すれ違っても隣人だとわからず素通りしてしまうことも確率としてはゼロではないでしょう。
②関わりたくないから
これも私の実体験。隣人が挨拶をしない理由は「関わりたくないから」です。厳密には隣の人ではなく、ななめ向かいの人なのですが、私に対してとても執着されていて苦痛なので挨拶しなくなりました。
私より世代が上の方です。ご主人ともども定年を迎えており、ヒマを潰すために話し相手にしようとしてくるため、もう挨拶しなくなりました。何度も忙しいと断っていたのですが、わきまえる素振りもなく、詮索好きで非常識な様に呆れてしまいました。
③挨拶しないとしてこないから
隣人に挨拶をしないのは、こちらから挨拶しないとしてこないからという理由もあります。若くに結婚しすぎて、配慮のないご夫婦に多いかな…。めっちゃ小さい庭で煙もくもくのBBQをやって騒いだり、玄関の開け閉めの音がやたらとうるさかったり。
親御さんも教育に興味ないタイプの方なのだと思います。それでも引っ越してきた当初は頑張って挨拶していたのですが、隣人からはしてこないため、挨拶を控えるようになりました。
めんどくさいと思っているのか、挨拶は大切と思っていないのかわかりませんが、世代の違いも感じます。

④不必要な近所付き合いをしたくないから
近頃は、ご近所さんトラブルも多々起こっており、それらを回避したいために「隣人には挨拶しない」主義の方もいるでしょう。もしかしたら、前に住んでいた土地でそういったトラブルに巻き込まれて辟易してしまったのかもしれません。
私も例の斜め向かいの方に一方的な近所付き合いを求められて本当にうんざりしてしまいました。とくに家を購入している場合は、何かあっても簡単には動けないため、隣近所の人に挨拶しないことはトラブル防御策になり得る時代なのかもしれません。

⑤嫌なことをしてくるから
以前は挨拶してくれてた隣人が挨拶しなくなったという方もいるでしょう。もしかしたら、あなたが何か嫌なことをしてしまった、失言があったなどかもしれません。私も数軒隣の方とは極力関わらないように努めています。
それは、その近所の方が自分を棚に上げた言い分を主張してくるから。ご主人も同類の方なので付ける薬なし…って感じです。また、そういう人に限ってしつこく絡んでくるので、たぶん何らかの妬みもあるのだろうなと思います。


⑥タイミングが悪かっただけ
隣人が挨拶しない理由は、タイミングが悪かっただけというのもあるでしょう。急いでいた、気づくのが遅かったなど、タイミングが悪い理由はいろいろと考えられます。
相手がめんどくさいと思ったかどうかはわかりませんが、悪気はないケースが多いと想像できるのではないでしょうか。
引っ越しの挨拶で怒られた?その理由は?
隣人が挨拶しないのは、引っ越しの挨拶が原因ということも…。何事も始めが肝心ですが、世代によって受け取り方が違うので、運が悪ければ不仲になる引き金にもなってしまいます。
田舎、世代が違う
引っ越しの挨拶で怒られた…というほどではないのですが、面倒くさそうに対応されたことがあります。伺った時間は昼間なので、とくに怒られるような理由は見当たりません。ただ、かなり年輩の方だったので、捉え方が自分の世代とは違うのかも?
他にも、自治会の加入申し込みを渡すのが遅かったみたいで、「あなたの隣の人はすぐ来てたよ」と同時期に家を購入した夫婦を引き合いに出して嫌味みたいに言われたことがあります。
田舎だからでしょうか?自治会の加入申し込みに期日なんかなかったのですが…。それから、数年はその二軒の方を怖いと感じていましたが、数年経ったら、普通に挨拶できるようになっていました。
引っ越しの挨拶をポストに入れたから
引っ越しの挨拶で怒られたなら、挨拶の粗品をポストに入れたからかもしれません。近隣で工事をしますよという挨拶に業者が粗品のタオルをポストに入れてくることがあります。
しかし、きちんとした引っ越しの挨拶であれば、粗品をポストに入れるのは雑な感じが正直するものです。とくに、粗品が食品であればやめておいたほうがいいです。また、2回ほど伺っても不在なら、粗品はまたの機会に渡すか、渡さない選択でOKだと思います。
挨拶が遅かった、時間が遅かった
引っ越しの挨拶で怒られたなら、挨拶に行くのが遅かった、もしくは伺う時間が遅かったのかもしれません。しかし、あえて怒ってくる人もどうなの?という気もしますが…。
世代が上の人とは、生きてきた時代が違います。もしかしたら若い世代の人の中では普通の感覚でも、世代が上の人の間では非常識と思われてしまうこともあるかもしれません。
挨拶をしない隣人への対処法
ここからは、挨拶をしない隣人への対処法をご紹介します。モヤモヤする、悩んでいるという方はぜひ参考にしてみてください。
挨拶しない人に腹を立てない
挨拶をしない隣人への対処法は、そのような人に対して腹を立てないようにすることです。とくに世代が違うと、考え方の違いや田舎特有の排他的な意識から挨拶したいとも思えないのかもしれません。
また、近所付き合いしたくない人、もしくはあなたとは付き合いたくないという人なら、その考えを尊重してあげるとよいでしょう。もしかしたら、私のように年数が経てば自然に挨拶できる関係になるかもしれません。
挨拶以外のコミュニケーションも考えよう
挨拶しない隣人には挨拶以外のコミュニケーションも対処法となるでしょう。例えば回覧板を持って行ったときに笑顔で手渡す程度にとどめる、向こうから挨拶してきたときだけ挨拶するなどです。
お隣さんと言っても赤の他人なので、顔を合わせたら挨拶するべきとこだわるのは柔軟性に欠ける考え方かもしれません。
自分の行動も振り返ってみよう
誰しも、挨拶しない人に対して「何て非常識な人なんだろう」と思ってしまうものです。しかし、もしかすると隣人が挨拶しないのはあなたに何かしらの問題がある、もしくはお互いに問題があるからかもしれません。
相手が挨拶しないなら、あなたもする必要はありません。距離をとりつつ、思い当たるなら自分自身の行動を振り返ることでいつしか雪解けを迎えることもあるでしょう。
挨拶しない隣人にやってはいけないこと
挨拶しない隣人にやってはいけないことがあります。
- 無理に挨拶を求めるようなことをする
- 近所の人に悪口を言いふらす
相手が挨拶しないからといって、自分からは大声で挨拶をし続けるようなことはやめておきましょう。単なる負けず嫌いだと、逆にあなたのほうが悪いように見えてしまいます。また、「隣人が挨拶しない」といって近所の人に悪口をいうのも厳禁です。
挨拶しない人に何かしら仕方のない理由があった場合、挨拶を強要するあなたのほうが「自己主張の激しい人」「おかしな人」に思われてしまいます。
「挨拶をするべき」は一旦捨てておこう
近所付き合いは熱量の差が出てくるものです。「挨拶ぐらいは…」と思うかもしれませんが、人にはさまざまな立場や背景があるため、自分の価値観だけで判断しないことがおすすめです。
挨拶をすることにこだわらなくなったら、きっと見える景色が変わってくるでしょう。