公立高校と私立高校どっちが楽しい?きつい?学費以外にかかる費用も【体験談】
私立高校の授業料の無償化が、令和8年からやっと開始されましたね。これまで「費用が高い」というイメージだった私立高校への進学も、ぐっと身近な選択肢になってきたのではないでしょうか?
無償化をきっかけに、お子さんの進学先について「公立と私立、結局どっちがいいの?」「子どもにとっては、どっちが楽しい学校生活を送れるんだろう?」と悩んでいる親御さんも多いはず。
そこで今回は、上の子を私立高校に、下の子を公立高校に通わせている我が家のリアルな体験談をもとに、公立と私立の「楽しさ」や「学校生活・校則」の違いを徹底比較します!
さらに、無償化になってもやっぱり気になる「学費以外にかかるリアルな費用」についても詳しくご紹介。どっちにしようか迷っている方は、ぜひひとつの参考として読んでみてくださいね。
公立高校と私立高校はどっちが楽しい?学校生活・雰囲気の違い
高校生活を振り返ったときに「楽しかった!」と思えるかどうかは、毎日の学校の雰囲気やルールに大きく左右されます。
我が家の子どもたちの様子や周りの友達の話を見ていると、公立と私立では「楽しさのベクトル」が全く違うと感じています。それぞれの特徴を具体的に見ていきましょう。
自由な校風で自分らしく楽しめる「公立高校」
下の子が通う公立高校を見ていて一番に感じるのは、とにかく「自由で等身大の青春を楽しめる」という点です。
例えば、多くの高校生にとって命の次に(?)大事なスマートフォン。下の子の公立高校では、校内への持ち込みはもちろんOKで、授業中も学校側に回収されることはありません(もちろん授業中にいじるのはNGですが、自己管理に任されています)。
また、制服の着こなしルールもかなり緩やかです。着方に関する細かい注意がないため、女子生徒のなかには「ちょっとおしりが見えそうなくらい短いのでは……!?」と親がハラハラしてしまうほどスカートを短くして、おしゃれを楽しんでいる子もよく見かけます。
中学時代のようなガチガチの規則から解放され、地域の気の合う友達とワイワイしながら、自分らしく伸び伸びと過ごせるのが公立高校の楽しさと言えます。
イベントや受験対策が充実…特別感がある「私立高校」
一方で、上の子が通っていた私立高校は、「イベントのスケールや受験対策が充実しており、私立ならではの特別感を味わえる」のが魅力でした。校舎の設備が充実しているのはもちろんですが、驚いたのは文化祭や修学旅行などの学校行事です。
行事の盛り上がり自体は公立も私立もそれぞれ楽しいのですが、私立の方が演出や行先に「特別なお祭り感」がありました。修学旅行は沖縄や海外に行き、文化祭では芸能人の出演があるなど、とても華やかです。
受験対策は放課後に塾のようなシステムが格安で利用できたり、学力別のコース編成などがあり、その子や家庭の方針に合った学習環境があります。
ただし、そのぶん規律には厳しい一面もあります。スマホの持ち込み自体は許可されていても、放課後までは学校に預けるというルール(学校による)があったりします。
さらに制服の着こなしにも細かく厳しいチェックが入ります。充実した環境や豪華なイベントでワクワクできる楽しさがある反面、ルールでしっかり管理されている感覚を「ちょっときついな」と感じる子もいるかもしれません。
公立高校と私立高校、どっちが楽しい?
結局のところ、公立と私立のどちらが楽しいかは、「お子さん自身の性格」と「その学校の校則や学習環境の厳しさ」で180度変わります。
イベントの派手さや盛り上がりは学校ごとの資金力によっても差が出ますが、毎日の生活が楽しいかどうかは以下のような相性で決まります。
公立高校が楽しく感じられる子
「校則に縛られず、自由におしゃれやスマホを楽しみたい」「等身大の友達と伸び伸び過ごしたい」というタイプ
私立高校が楽しく感じられる子
「設備や学習環境が充実した高校に通いたい」「豪華なイベントや修学旅行で、非日常の特別感を味わいたい」というタイプ
キラキラした私立のイベントに憧れて入学しても、いざスマホ回収や制服ルール、学習環境が厳しすぎると、毎日の生活が窮屈になってしまうこともあります。また、公立高校に入学しても、服装ルールなどの緩やかさにがっかりしてしまうことも。
志望校を選ぶ際は、パンフレットに載っている華やかな行事だけでなく、「スマホや制服、学習環境のリアル」まで事前にチェックしておくのが、楽しい高校生活を送るための大切なポイントです。
私立高校の学費無償化…それでも支払いはきつい?
私立高校の学費無償化がついにスタートするようです。とはいっても、無償化となるのは授業料に該当する部分だけなので、我が家の下の子は公立高校を受験してもらうことになりました。
どうしてかというと、上の子は私立高校に通わせていて支払いがきついと日々感じていたからです。そもそも、上の子は公立を受けられるような状態ではなく(内申がない)、仕方なく私立高校を選んだ経緯があります。
もちろん、当時は無償化ではなかったため、余計に支払いがきついと感じた部分もあるでしょう。とくに、注意しておきたいのが高校3年生になると始まる大学受験です。
そうです、私立高校の支払いで貯蓄が減っているのに、さらに大学の受験費用や学費支払いが待ちかまえているということです。
個人的な結論としては、貯蓄に不安がある方は公立高校がおすすめです。ちなみに、令和8年度春入学の下の子のまわりは、ほぼ全員じゃないか?というくらい公立高校を受験しました。
どっちがいい?公立・私立!学費以外にかかる費用の違い
私立高校の費用が公立高校と大きく違うのは次の4種類です。金額や支払い回数の詳細は私立高校によって異なりますので、あくまで目安として記載しました。
・入学金(20万円前後)
・施設費(10~20万円前後・1年ごとに1回支払い)
・修学旅行代(40~50万円前後・1回のみ)
・端末代 購入するかどうかは学校による
・制服、カバン、皮靴、靴下、体操服など(指定品)
子供の性格にもよりますが、カバンと革靴は2年間くらいしか持たないので、買い替えが必要かもしれません。とはいえ、買い替えても卒業したら他ではもう使えないため、私は「もったいないなー」とモヤモヤしました。
修学旅行ですが、ハネムーンでも行くの?というような金額です。おこづかいは私立なので、金額自由だったような記憶があります。(笑)我が家は5~6万円くらい渡したんじゃないかと思います。
ちなみに公立高校の場合、学費以外にかかる費用は私立に比べるとかなり抑えられています。(現在、ちょうど下の子の入学準備中ですので、徐々に情報をUPしていきます。)
・入学金(1万円以下・金額は都道府県による)
・施設費 なし←ココが大きい!!
・修学旅行代(今のところ不明・たぶん10万円前後・1回のみ)
・端末代 5万円前後(学校推奨のクロームブックを買いました。)
・制服は指定だが、カバン、くつ、靴下は指定なし
(我が家は、制服・体操服・体育館シューズ全部で10万円くらい)
ちなみに、制服の襟付シャツですが、公立高校によっては指定がないところもあり、中学のシャツを活用できそうなケースもあります。
修学旅行にいたっては、私立に比べてかなりリーズナブルです。しかし、宿泊施設には民泊も候補のひとつだったりで、「民泊って、そもそも就学旅行にふさわしいの?」といった感じではあります。
で、私立高校と公立高校ともにある他の費用が次になります。
・諸経費
・教科書代
・英検など資格取得費用
・校外学習
・部活動
・交通費
・食費
・任意の傷害保険や自転車保険
※追記
公立の4月の校外学習は1万円いかないくらい。
話がちょっとそれますが、中学・高校の傷害保険は年間1万円前後から選べると思いますが、大学生になるとかなり高くなるため、貯金に注意です!
ちなみに、我が家の上の子は入学時に4年間分一括で8万円(文系)ほど支払いました…。学部によっては、保険料がもっと高くなるので、本当に要貯金です。
公立高校と私立高校!無償化になる3年間の学費一覧
公立高校と私立高校の3年間の学費(無償化される授業料)をご紹介します。ちなみに、神奈川県の場合で、私立高校は無償化の上限金額で算出しました。
| 公立高校 | 私立高校 | |
| 学費 | 354,000円 (118,000円×3年) |
1440,000円 (480,000円×3年) |
学費の金額は違うけど、公立と私立は他にかかるお金は変わらないんじゃないの?と思うかもしれません。しかし、私立は入学金・施設費・修学旅行代が高いので、公立より少なくとも150~200万円くらい(3年間で)は多くかかると考えておくことがおすすめです。
そして、お金のかかる部活動をする予定がある、修学旅行以外の旅行が設定されている私立だと、さらにお金がかかると思います。
私立高校の食堂の金額も要チェック!
上の子が私立高校に通っていた頃、食堂をたまに利用することがありました。しかし、物価高の影響で途中から価格がけっこう高くなり、利用しづらくなったのだそうです。
そのため、私立高校を選ばれるのなら、食堂の価格も一応チェックしておくことをおすすめします。上の子が通っていた私立高校はお世辞にもリッチとは言い難かったので、価格に反映せざるを得なかったのかなと想像しています。
資金力のある私立高校なら、生徒が利用しやすい価格で販売しているのではないかと思います。
家庭の状況に合わせたベストな選択を
今回は、個人的な経験をもとに公立高校と私立高校の学費や費用の違いについてご紹介しました。2025年はトランプ関税や米騒動、2026年は原油問題、2027年も何が起こっても不思議ではない時代となっています。
そのため、私立高校と公立高校のどっちが楽しいか迷っているなら、費用がリーズナブルな公立高校受験がとりあえず無難です。物価高の続く今日では、私立高校はお金のあるご家庭、子供が通えそうな公立が近くにないご家庭などに合うかと思われます。
