一人っ子との結婚を軽く考えていると後悔することがあるかもしれません。なぜかというと、私の父親がひとりっ子で、自分に兄弟がいないことのデメリットをよく嘆いていたからです。
そこで今回は、「一人っ子との結婚は後悔する?やばい?大変かもしれない理由」を詳しくご紹介いたします。一人っ子の女性や男性と結婚すると後悔があるのかどうか知りたい方、恋人が一人っ子で結婚に不安を感じる方はぜひご参考ください。
一人っ子との結婚は後悔する?大変かもしれない理由6選
私は一人っ子である父親を間近に見ていたため、「兄弟姉妹のいる男の人と結婚しなきゃ」と小さな頃から感じていました。ではこれから、私が感じた「一人っ子との結婚は後悔するかも、大変かもしれない理由」をチェックしていきましょう。
①頼るべき兄弟姉妹がいない
私が一人っ子との結婚は後悔するかも、大変かもしれないと思った最も大きな理由はこれです。子供のうちなら、親も元気だし祖父母もいるしで、「ひとりっ子でも心細くない」と思えるでしょう。
しかし、一人っ子が本格的に不安を抱え始めるのは、親が定年退職してから、もしくは年老いてきてからかと感じます。一人っ子だったら兄弟姉妹の多いお相手と結婚したらいい、と簡単に考える人も多いでしょう。
やはり安心して信頼・協力し合えるのは自分の兄弟姉妹だからこそです。血のつながりって、そういうことなのです。
頼るべき兄弟姉妹の存在がいない一人っ子との結婚は、お相手となったパートナー自身も、「兄弟姉妹のいる人と結婚したらよかったかも」と、漠然とした不安を感じることがあるでしょう。
②ひとりで親ふたりの介護が待っている
一人っ子と結婚すると後悔するかもしれない、大変かもしれない理由は、「ひとりで親ふたりの介護が待っている」というリアルな事実です。
頼れる兄弟姉妹がいれば、ひとりずつお世話を分担、もしくはお互いに助け合えますが、一人っ子だとすべてをひとりで背負わなければならなくなります。老人ホームに入所していたとしても、です。
私の父親は一人っ子だったため、私から見ると「父親側の祖父母の介護、お葬式」は大変でした。①の理由に通じるのですが、親を見送るって、わからないことだらけなのに、兄弟姉妹という一緒に協力し合える立場の人がいないのは本当に心細いだろうと痛感しました。
③保証人が限られる
これも、①の理由からつながるものとなりますが、一人っ子と結婚すると後悔するかもしれない、大変に思うかもしれない理由は、「保証人が限られる」ことです。
賃貸物件を借りるときは、対応している場合に限って、クレジットカードによる自己保証ができます。しかし、厄介なのが就職や転職、ふたりの子供が学校へ進学したときなどです。
自分にも配偶者にも、兄弟姉妹がいたらお互いさまな感じで助け合えるでしょう。一人っ子と結婚した場合は、保証人を頼める人数の増加が期待できない心配があります。
④婿入りや名字で悩む
これは女性側が一人っ子だった場合、一人っ子と一人っ子が結婚する場合です。「婿入りや名字で悩む」ことも、一人っ子と結婚すると後悔するかも、大変かもしれない理由となるでしょう。
これまで一生懸命に育ててきた息子を、あえて婿入りさせたいご両親はそんなにはいないと思います。一人っ子同士の結婚となると、本人同士はもちろん、親はなおさら悩むでしょう。
私には息子がふたりいますが、婿入りは絶対にナシと考えています。息子たちには、できるだけ「社会適応している男兄弟がいて、なおかつ兄妹仲のよい女の人」とお付き合いするようにアドバイス済みです。
⑤義父母からのプレッシャーを感じやすい
一人っ子と結婚すると後悔するかも、大変かもしれない理由は、「義父母からのプレッシャーを感じやすい」ことです。一人っ子のご両親からすると、自分の子供はひとりだけしかいないため、何をしていても、我が子に注目しがちとなってしまいます。
万が一、ひとりっ子であるお相手の親が横から口を出してくるタイプなら、息苦しい結婚生活になってしまうことも想定されるでしょう。
複数の子がいるご両親だと、我が子への視線が分散されやすいです。ケースバイケースですがプレッシャーとはそれほど縁のない結婚生活を送れるでしょう。
⑥早いうちから同居の恐れ
「早いうちから同居の恐れ」があることも、一人っ子と結婚すると後悔するかも、大変かもしれない理由です。年齢を重ねれば重ねるほど、「子供がひとり」という現実から不安が募ってしまう一人っ子の親御さんもいます。
そういうタイプの親御さんだと、孫ができたらすぐとか、早いうちから子供夫婦との同居を望む方も多いです。義理両親との同居は、一緒に住んでから破綻することも多く、簡単に考えないほうがよいと思います。
ちなみに以下のリンクの記事の「ご近所さん」は一人っ子のお家。私が知っている一人っ子のお家は、ママが仕事を持っていて常識的かやばいママの2パターンと両極端です。
一人っ子と結婚してはいけない?唯一のメリットも
一人っ子と結婚すると大変かもしれない理由を読んでいると、「一人っ子と結婚してはいけない?やばい?」と思ってしまう方もいるでしょう。しかし、決してそんなことはありません。
一人っ子と結婚する唯一のメリットもあります。それは、親が他界したとき相続で争うことがないということです。たとえ、結婚相手に兄妹がいたとしても、兄妹仲が悪く、疎遠であるご家庭も多いです。
そういった家庭に育った相手と結婚した場合、何かにつけ非協力、無駄な争いに巻き込まれる恐れもあります。それに比べれば、最初から一人っ子が結婚相手でも、デメリットではないという考え方もできるでしょう。
一人っ子との結婚は「兄弟姉妹の役割」も必要!
一人っ子の男性や女性と結婚する場合、当然のことながら、頼れるべき兄弟姉妹がいないわけですので、配偶者になる人自身がお相手の兄弟姉妹の役割も果たす必要が出てきます。
私は一人っ子の父親の様子を間近で見ていて、「私は一人っ子の人との結婚は無理」と感じました。そのため、一人っ子との結婚はそういった背景があることも、きちんと理解されてから決心するのがおすすめです。